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「6歳までに一生を支える力を育む モンテッソーリ子育て15か条」を読んで

こんにちは、妊娠8か月の専業主婦なつです。

今回は、先日読んで勉強になった子育て本について紹介したいと思います。

それがこちら「6歳までに一生を支える力を育む モンテッソーリ子育て15か条」です。

 

この記事はこんな方へおすすめ
  • モンテッソーリ教育の本について感想を知りたい
  • 子育ての本で読みやすいものを探している
  • どの子育て本を買えばいいか悩んでいる

 

モンテッソーリ教育とは

まず、モンテッソーリ教育とは何なのか。

今から100年以上も前に、マリア・モンテッソーリという医師が考案した教育法です。

簡単にいうと、子どもの能力を最大限に引き出すために、適切なタイミングで適切な学習をしてもらおう、というような感じでしょうか。

とにかく子どもの自主性を大切にしているようです。

 

著者について

著者は「松浦公紀」さんという方で、松浦学園 モンテッソーリ 子どもの家の園長で、モンテッソーリ教育についての書籍を多数出版されています。

 

本書を読んで

本書は、マリア・モンテッソーリが残した「モンテッソーリ教師実践上の心得12条」を基に、松浦公紀さんが家庭用にアレンジした15か条です。

具体的に、かつ分かりやすく噛み砕いて書かれているので、大変読みやすかったです。

 

読む前と読んだ後の違い

一応、この本を読む前から自分なりの子育て方針は持っていましたが、こんな感じで育てよう、こういう時はこう対応した方がいいかな、となんとなく漠然としたイメージで考えていました。

今回、本書を読んでみて、基本的には自分の子育て方針とほぼ同じで、内容はすんなり入ってきたのですが、15か条を理解し読み進めていくうちに、私の中の子育て基準が明確になり驚きました

読む前は「こんな感じにしよう」と漠然としたイメージだったのですが、本書によってそのイメージが言語化され、かつ明確な基準を基に対応する、判断するという具体例がたくさん挙げられていて、自分の思う子育て方針がはっきりと地図になったようでした。

この「イメージが言語化され明確になる」という一番のメリットは、夫婦間、祖父母にも同じ基準で共有できるという点でしょうか。

夫や祖父母にも「こういう時はこうしてほしい」「こういう言い方はしないでほしい」などと、状況ごとに思うことはあっても、いちいち言うの大変だし、そもそも聞き入れてくれない、ということもあるのかなと思うのですが、「とりあえずこの本読んで」と子育ての明確な基準、方針、具体的な対応について本書で理解してもらえれば、大人同士で簡単に共有できるのかなと感じました

家族の「子育てルールブック」みたいなものでしょうか。

 

取り入れようと思ったこと

1.環境を整えてあげる

本書では「子どもの目線で、心地のよい環境を整えましょう。」とあり、子どもの学びを促進するためには、子ども自身が快適で過ごしやすい環境づくりが大切だそうです。

子どもは「決まった場所に、決まったものがいつもある」状態が大切で、いつも同じ環境であることに安心感があるようです。

息子が産まれたら、特に0~6歳の間は、大人の利便性だけでなく、子ども目線での快適さを優先した部屋づくりをし、維持に努めようと思います。

 

2.本物を子どもに与える

本書では、「本物を子どもに与える」ことの大切さも書かれていました。

大切にしないと壊れてしまうものを扱うことで、子どもの動きが洗練されていく」そうです。

子どもが産まれるし、割れにくいプラスチック製の食器買おうかなと思っていたのですが、モンテッソーリ教育では2歳ごろから陶器の食器を使うらしく、自分の考えを改めました。

陶器の食器を使っていれば、割れないように慎重に運ぶ、使うという動作が自然につくのだそうです。

割ってしまったとしても、それは失敗ではなく「これは割れやすいから気を付けよう」という体験になり、これも学びの一つみたいです。

割れることを見越して安全な食器を買おうとしていた自分の行動が、子どもの学びを遠ざけてしまっていることに気づきました。

大人の「便利だから」という判断基準で、勝手に物を選んではいけないなと反省です。

息子に何か物を与えるときには、どういう経験につながるのか、学びがあるのかを考えながら、ちゃんと本物を与えようと思います。

 

3.自分の「礼儀・作法」を見直す

3~6歳にかけて「礼儀・作法」の敏感期があり、この時期に周りの大人をみて、あいさつや食事中のマナー、身だしなみなどを学んでいくそうです。

子どもにマナーを伝えるにあたり、ふと「自分はできているのか」と不安になりました。

きっと子どもに一番見られるであろう人間は、母である私です。

今の日常生活を見せて、子供に胸を張って「見習いなさい」と言えるだろうか、と考えるようになりました。

食事中に肘をつかない、朝起きたら「おはよう」とあいさつする、店員さんにお礼を言うなど、私たち大人が何気なく自然にしていることも彼らは観察しているし、すぐに真似しようとします。

これからは、自分の気づいていない部分で子どもに真似して欲しくないことがあったら嫌なので、ふとした瞬間に自問し、改善するよう心がけてみます。

まずは、帰ってきたら靴をそろえることから…。笑

 

最後に

今回「6歳までに一生を支える力を育む モンテッソーリ子育て15か条」を読んで、自分の中の子育て方針や基準が明確になり、他の大人とも共有できるようになりました。

また、今の自分にできることが具体的にわかり、対応を考えるようになりました。

我が家の「子育てルールブック」として、祖父母にも読んでもらおうと思います。

 

とにかく、子どもの主体性を大事にしながら、親も一緒に成長できるように頑張ります。

ありがとうございました。